概要:
海産物液体窒素冷凍保存技術は、近年の新しい食品冷凍技術です。液体窒素の標準温度は-195.8℃で、現在最も環境に優しく、効率的で経済的な冷却媒体として認められています。液体窒素が海産物と接触すると、温度差は200℃以上になり、食品は5分以内に急速冷凍されます。急速冷凍プロセスにより、海産物の氷結晶粒子は非常に小さくなり、水分の損失を防ぎ、細菌などの微生物の破壊を抑制し、食品の酸化変色や脂肪の酸敗をほぼなくし、海産物本来の色、風味、栄養素を維持するため、長期冷凍でも最高の味を確保できます。
魚介類の液体窒素冷凍機は、急速冷凍、長期保存、設備投入コストの低さ、運用コストの低さ、エネルギー消費量ゼロ、騒音ゼロ、メンテナンスフリーといった特長から、高級魚介類の冷凍に最も多く利用されています。液体窒素極低温冷凍技術は、従来の機械式冷凍・冷蔵技術に徐々に取って代わり、従来の冷凍機の運用に大きな変化をもたらすことが予測されます。
製品の特徴:
○ 高真空多層断熱技術を採用し、液体窒素の蒸発損失率を非常に低く(<0.8%)、運用コストを非常に低く抑えます。
○ 液体窒素タンクのインテリジェント監視・管理システムは、魚介類タンクの温度と液位をリアルタイムで監視し、自動充填、様々な潜在的な故障の警報を発し、設備の安全運転を確保します。同時に、保管品管理システムも提供しており、倉庫内の物品と倉庫外の物品の管理を一目で確認できます。
○ 内殻と外殻は食品グレードのステンレス鋼で作られており、10年以上の製品寿命を保証します。
○内部の回転トレイ構造は、魚介類の取り出しを容易にするように設計されています。一部のモデルには電動回転機構を搭載し、自動取り出しを実現しています。
○ タンク口の温度が-190℃に達するように気体・液体両方で貯蔵できます。
製品の利点:
○液体窒素の蒸発率が低い
高真空多層断熱技術により、液体窒素の蒸発損失率が低くなり、運用コストも低くなります。
○新技術で本来の味をキープ
液体窒素による急速冷凍により、食品の氷結晶粒子が最小限に抑えられ、水分の損失がなくなり、細菌やその他の微生物による食品へのダメージが抑制され、食品の酸化変色がほとんどなくなり、酸敗のみが抑えられます。
○ インテリジェント監視システム
インテリジェント監視システムを搭載でき、各タンクの温度、液面の高さなどをネットワークでリアルタイムに監視し、自動充填、各種障害アラームも実現できます。同時に在庫管理システムを提供し、商品の入庫と出庫を管理します。
モデル | YDD-6000-650 | YDD-6000Z-650 |
有効容量(L) | 6012 | 6012 |
パレット下の液体窒素量(L) | 805 | 805 |
ネック開口部(mm) | 650 | 650 |
内部有効高さ(mm) | 1500 | 1500 |
外径(mm) | 2216 | 2216 |
全高(計器を含む)(mm) | 3055 | 3694 |
空車重量(kg) | 2820 | 2950 |
動作高さ(mm) | 2632 | 2632 |
電圧(V) | 24V DC | 380V AC |
電力(W) | 72 | 750 |